民主主義?独裁?共和国?君主制? 〜ややこしい政治のスタイル、全部まとめてわかりやすく解説!〜 | SayGee!![セイジー!] | 政治・選挙の基礎から最新ニュースまで、わかりやすく解説!
記事イメージ

民主主義?独裁?共和国?君主制? 〜ややこしい政治のスタイル、全部まとめてわかりやすく解説!〜

  • 政治の基礎
  • 世界には様々な政治のスタイルがあります。

    例えば、王様がいる国もあればいない国もあります。国の政治のトップが大統領の国もあれば総理大臣の国や、書記長の国だってあります。はたまた日本のように国のトップが3、4年で変わる国もあれば、何十年も同じ人が大統領の座に就く国だってあります。

    これらの国の違いは、実はその国で採用されている政治システムの違いから来ています。

    では、世の中にはどのような政治システムがあるのでしょうか?早速世界の国を分類していきましょう!

    レッツ ビギン!

    

    主権は誰にあるのか?

    まず、「主権は誰にあるのか」という分類ができます。「主権」は、「政治を執り仕切る権利」です。日本は言わずもがな国民主権の国ですね。

     

    国民が政治に参加できる、民主主義

    日本のような「国民が政治を執り仕切る権利」を持っている国のことを「民主主義」と言いますね。

    でも、ちょっと待ってください!

    「国を執り仕切る」とは、具体的に言えば「国のルール等を決めて、国を運営していく」ことです。しかし、いくら国民主権といっても、国民みんなが国のルール(法律)を作ることってできないですよね?これって本当に民主主義なのでしょうか?

    この疑問は、2種類の民主主義の違いを知ることで解決できます。その2種類とは、「直接民主制」「間接民主制」です。

     

    直接民主制

    直接民主制は字の如く、「国民が直接的に参加すること」です。例えば、国民全員が「こんな法律作りたい!」という案を提出することも可能です。

    でも、実際にそんなことしていると非常に効率が悪いですよね。従って、今現在直接民主主義を取っている国は存在しません。

     

    間接民主制

    現在、世界の多くの国がこの間接民主制をいいうスタイルを取っています。

    これは、国民みんなが言いたいことをいるとキリがないので、国民の代表者(国会議員)を選挙で決め、国会議員が国会で様々な法律(ルール)を作っていく、というシステムです。

    従って、政治は「選挙で代表者を決める」という地点からスタートをします。だから選挙って大事なんです!

     

    リーダーの鶴の一声!独裁主義

    民主主義と相反するものが「独裁主義」です。

    独裁主義というと、ドイツのヒトラーやソ連のスターリンなど、歴史上のことのように感じますが、実は今現在も多く存在します。

    「独裁主義国」という言葉は非常に聞こえが悪い為、「自分の国は独裁主義国だ」という指導者はまずいません。国としては民主主義と言っているが、事実上は独裁国家だ、という国が大半です。

    では、どのような独裁主義があるのでしょうか?「世襲制」「政党制」「個人制」の3つのスタイル別に見ていきましょう!

     

    世襲による独裁

    一番ポピュラーな独裁制が世襲制です。息子がお父さんに変わって国のリーダーを引き継ぐシステムですね。北朝鮮が最も分かりやすい例ですね!

    また、中東のサウジアラビアやオマーンも、王族による独裁制が摂られています。しかし、「王様一人の権力」よりかは、「王族としての権力」という特徴があり、それほど個人に権力が集中していないので、いかにも「独裁主義」という感じはしないのです。

     

    政党による独裁

    この典型的な例は中国ですね。1949年に中華人民共和国が誕生してから現在に至るまで、中国は共産党が政権を握り続けています。共産党のトップが総書記で、同時に国のリーダーとなります。

    一般的に民主主義の国は、選挙によって、政党を選ぶことができます。しかし、中国は何があろうと共産党が政権を手放さないシステムになっております。

    従って、中国も「事実上の独裁主義国」と言えるでしょう!

     

    個人による独裁主義

    アフリカのジンバブエという国では、1980年に独立してから現在まで、35年以上もムガベ大統領が権力を持ち続けています。

    驚くことに、ムガベ大統領は2016年現在で90歳を超えています。後継者が誰になるのか、という点が世界で非常に注目されています。

     

    以上のように、政治スタイルは「民主制か、独裁制か」という点で分類できるのですね!

     

    王様は存在するか?

    次に、「王様はいるのかいないのか」という点での分類を見てみましょう!

     

    王様(君主)がいる国

    王様というと中世のヨーロッパなどの歴史の世界の様なイメージがありますが、なんと現在の世界でも、5分の1以上の国が王様や、王様の様な存在の人がいるのです。

    王様は、地域によって呼び名が異なります。中東(イスラム)地域ではスルターンやアミール、ヨーロッパの幾つかの国では大公と呼びます。
    日本はもちろん、「天皇」ですね。

    そして、このように世襲による国の最高地位を君主と呼びます。

    この様に、王様やスルターンなどが国のトップとして存在する制度を、君主制と呼びます。

    しかし、日本も天皇がいるので君主制の国ですが、天皇って実際の権力は持っていないですよね。

    この様に、君主制には、「君主が権力を持っているシステム(絶対君主制)」「君主の権力が制限されているシステム(立憲君主制)」の2種類があるのです。

     

    絶対君主制

    これは「絶対的な権力を持った君主がいる」制度です。

    一番わかりやすい例が、中世のヨーロッパ。フランスのルイ14世などですね。
    絶対君主制の国では、王様の言うことは絶対です。王様が白だと言えば、それは白です。

    また、現在でもイスラム教が広く信仰されているサウジアラビアやバーレーン、ブルネイなどは絶対君主制の国です。

    しかし、王様もそんなに無茶なことは言わないので、大きな問題はなく国は運営されています。

     

    立憲君主制

    立憲君主制の国では、君主の権力は憲法や法律などで制限されます。

    日本が良い例ですね。日本の天皇は、日本国憲法によって政治的権力が制限されています。

    日本のように、立憲君主制を導入している国は世界で40カ国ほど存在しますが、多くの国では君主は政治的権力は持っていません。

    しかし、政治的権力を持っていなくても、立憲君主制の国で一番偉い人(地位の高い人)はあくまでも君主です。

     

    王様(君主)がいない国

    共和制

    君主がいない国は、共和国や民国(大韓民国・中華民国)・合衆国(アメリカ・メキシコ)などと呼ばれます。そしてこれらの国の制度を共和制と言います。

    世界の大半の国(約150カ国)がこの共和制を採用しており、多くの国は王様(君主)の代わりに大統領が存在します。

    日本には大統領がいませんよね。その理由は、天皇が国のトップであり、大統領を置く必要がないからです。

    ※総理大臣と大統領の違いについては、改めて別記事で解説いたします!

     

    まとめ

    以上のように、実は現代でも世界には様々な政治スタイルが存在するのですね。

    そして我らが日本は、「民主主義の立憲君主制の国」です。覚えておきましょう!

     

    それでは、今回はここまで!

    また別記事でお会いしましょう!チャオ!