【政党解説】民進党ってどんな政党? 〜自民党の対抗馬!長くナンバー2に降臨する民進党をわかりやすく解説!〜
さて、日本の政治の中にはたくさんの政党がありますが、その中でも長年に渡り、自民党の対抗馬としてナンバー2に君臨するのが、民進党です。
今回は、この民進党をわかりやすく、かつ深く解説していきます!
それでは早速、レッツビギン!
目次
民進党って、どんな政党?
民進党の概要
まずは民進党の概要を見ていきましょう!
民進党ってこんな感じ!
名称
正式名称は民進党で、略しても「民進党」です!
歴史
民進党は2016年に「民主党」に「維新の党」という政党が合流してできました。
民主党の方が維新の党よりもデカい政党だった為に、一般的に「民進党の前身は民主党」と言われます。
で、この民主党も様々な政党が合併したり分裂したりでできた政党なのですが、2009年から2012月までの約3年間は、自民党を差し置いて政権を握っていたことは記憶に新しいですね!
鳩山由紀夫
菅直人
野田佳彦
の3人が総理を務めました!
なので、その流れを汲む民進党は、自民党の対抗馬としてのナンバー2政党と位置付けられます!
議席数
2016年12月現在の議席数は、衆議院が97議席で、参議院が49議席です!
衆議院・参議院ともに20%くらいですが、自民党に次ぐナンバー2政党です!
民進党の幹部
民進党では、代表・代表代行・幹事長・政務調査会長(政調会長)の4つのポストがめちゃくちゃ偉く、その中でも「代表・幹事長・政調会長」がよくニュースにでてきます!
代表:蓮舫(れんほう)
幹事長:野田 佳彦(のだ よしひこ)
政調会長:大串 博志(おおぐし ひろし)
民進党の派閥
民進党も、自民党のように党内派閥はありますが、10人から20人ほどの政党が数多くあり、それほど派閥争いなども盛んではない為、あまりニュースで取り上げられることはありません。
民進党の政治スタンス
民進党の政治スタンスとしては、
- 経済統制は大きくもないし小さくもない
- 政治・文化的統制はちょっと小さめ
という特徴があります。
経済統制は大きくもないし小さくもない
民進党は「経済発展のためには、国はあまり経済に介入しないほうがい良い」という「自由主義経済」の考えも取り入れていますが、同時に「お金持ちのお金を税で引き抜いて、低所得者に還元する」という「社会民主主義経済」の考えも多く取り入れています。
「自由主義経済」には、経済発展しやすいが格差は広がりやすいという特徴があり、「社会民主主義経済」には、逆に経済は発展しにくいが、格差は広がりにくいという特徴があります。
なので、民進党の政策としては、この2つをミックスして、できるだけいいとこ取りをしよう!という感じですね!
政治・文化的統制は小さめ
民進党は「国民の自由」に重きを置く政党です。
なので、自民党が提案する、緊急事態の時は政府の権限を一時的に大きくする「緊急事態条項」や、国の運営に関する秘密事項を国民に知らせない「特定秘密保護法」などは徹底的に批判しています。
この方が、「国民の自由が奪われない」というメリットはありますが、政府が国をコントロールしにくい、というデメリットもあります!
民進党の支持団体
政党にとって、支持団体は非常に大切です。
各政党は、その支持団体に有益な政策を建てるかわりに、選挙の時にガッツリとその政党の候補者に投票をしてもらいます。
日本労働組合総連合会(連合)
日本労働組合総連合会は、簡単にいうと「約680万人の、働く人の集まり」です。
民進党は、労働組合からの支援が多い為、働く人の給料アップや、労働環境改善や生活の手当て支給などの政策に力を入れています。
この「連合」の中には、全国の学校の先生の組合である「日教組(にっきょうそ)」や、全国の地方公務員によって組織される「自治労」など、民進党は公務員からの支持も非常に大きいのです!
在日本大韓民国民団(民団)・在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)
在日本大韓民国民団は「日本に住む、在日韓国人の集まり」で、朝鮮総連は「日本に住む在日北朝鮮人の集まり」です。
民進党は、白 真勲(はく しんくん)議員のような、韓国系の議員多いがと言われています。
代表の蓮舫さんは、韓国系じゃなく台湾と日本人のハーフですね。
なので、民進党は「在日外国人に選挙権を与える」など、在日外国人を優遇する政策も多くあります。
全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)
全日遊連は、「全国のパチンコ屋さんの集まり」です。
民進党は、パチンコ業界とも深い繋がりがあります。
パチンコ店の経営者は、韓国系や朝鮮系が多いことでも有名です。
もともと、民進党は韓国系、朝鮮系と深い繋がりがあったため、パチンコ業界とも深い繋がりがある、ということですね!
民進党の政策・行動の特徴
では、続いては民進党の具体的政策を見ていきましょう!
細かな政策はこんな感じ!
では、民進党の政策の特徴を、掻い摘んで見ていきましょう!
1:国民を大切にする!
ライバルの自民党は「企業を大切にして経済を伸ばそう!」という考えが一番ですが、民進党は「個人を大切にして経済を伸ばそう!」という考えを優先します。
国民に税金を還元して、みんなじゃんじゃんお金を使ってもらおう!という作戦ですね!
2:自民党の強硬姿勢には断固反対!
自民党が、気に入らない案を出してくると、民進党はスーパーウルトラ反対します。
どんな感じかっていうと、こんな感じ!
これは2015年の秋の安保法案を採決を行っているところです。
民進党(民主党)始め、安保法に反対の政党の議員は、体を張って「採決を行わせないように」頑張っています。
なんか、頑張る部分が違うような気もしますが・・・・それほどアツい気持ちがあるんだ!ということにしときましょう!
3:かといって、自民党に反対ばかりでない。
「民進党は自民党のライバル」という構図から、「自民党になんでも反対!」というわけではありません。
なぜなら、民進党は現実を知っているからです。
2009年〜2012年の間は、民進党(民主党)が実際に政権を握っていました。
その間「沖縄基地の県外移設失敗」など、様々な挫折を経験しました。
その経験から「無理なものは無理!」ということを感じたのでしょうか、他の野党よりは「現実的」な政策が目立ちます。
4:マイノリティーを守ります。
民進党は「在日外国人」や「LGBT(同性愛者など)」などのいわゆる「マイノリティー」に優しい政党です。
なので、マイノリティーを差別から守るための「ヘイトスピーチ法」など、彼らを守る政策も多く目立ちます。
以上が、民進党の概要です!
現在、世界の多くの国では「競争市場」の元、各企業がシノギを削ることで成長し、経済を成長させていっています。
これって、政治でも同じなんです。
競争 が大きいほど、各政党は成長していきます。
だから、政治の世界でも競争って大事なんですね。
なので、自民党の対抗馬として民進党にも今後はもっと頑張ってもらいたいですよね!
ということで、今回はここまで!
また別記事でお会いしましょう!チャオ!