【2017年総選挙】政党別の政策比較表!〜各政党の政策の特徴をわかりやすく解説!〜
現代の社会は非常に複雑で、政治の課題となりうる点が非常にたくさんあり、各政党がそれぞれの課題に対しての政策を持っています。
そこで、政党間で意見の分かれやすい政治課題を20個抽出し、各政党の姿勢を比較してみました!
それがこちらの表です!
ばばん!
ちょっと無理矢理ひとつの表にまとめたので見にくい感は否めませんが・・・笑
これらの問題の解説は、セイジーのボートマッチ!にて簡単に説明しておりますので、是非ご活用ください!
「ボートマッチ」とは、質問に答えて行くと自分の考えと近い政党などが示し出される、政党診断テストのようなものです!
さて、今回はこの上記の20個の政治課題と、それに対しての各党の考えをひとつひとつ取り上げて行きましょう!
・・・といきたいところではありますが、ひとつひとつ取り上げるとめちゃくちゃ長くなっちゃうので、各政党のポイントだけサクッと掴んじゃいましょう!
それでは、レッツビギン!
目次
自民党
それではまず、現在人気ナンバーワンの自民党の政策特徴を見ていきましょう!
アベノミクスで経済再生!
自民党の政策の第一の特徴は何と言っても「アベノミクス」です。
アベノミクス、めちゃくちゃ簡単に言うと「とりあえず企業がビジネスしやすい世の中にしよう」というものです。
例えば「企業の税金を安く」したり「企業がお金を借りやすく」したりします。そうすると、企業は大きなビジネス・新しいビジネスがしやすくなり、儲けやすくなります。
企業が儲かれば、給料もあがる。
給料が上がれば、買い物をたくさんする。
買い物をたくさんする=商品が売れる=企業が儲かる。
これ、みんなハッピーになれますよね!
これがアベノミクスの狙いです!
ただ、アベノミクスには「大企業ばかりその恩恵を受けており、中小企業や一般消費者はあまり景気回復の実感がない」などの批判意見も多く見られます。
何と言っても憲法改正!
自民党は長年・・・というか日本国憲法ができてからずーっと「憲法改正」を目指しています。
その中でも安倍総理は歴代の総理の中でも「最も憲法改正に力を入れている総理」の一人ではないでしょうか。
自民党の憲法改正案は、ざっくりと言うと「今の憲法よりも『政府が国を守ることのできる』憲法にしよう!」という感じです。
我が道を突き進み続ける北朝鮮や、世界中に広がるテロの脅威など、国に対する危険因子が多様化しています。それに対応すべく、という感じですね!
しかし、「日本は絶対戦争しない!」と言い切ってるといっても過言ではない日本国憲法を変える、という点で、憲法改正には反対意見も多いのが現実です。
希望の党
次は、東京都議会選挙にて、圧倒的な人気で大勝した都民ファーストの会の創設者、小池百合子さんが率いる希望の党を見ていきましょう!
保守とリベラルのいいとこどり!
小池百合子さんは、元自民党議員です。
しかも、自民党内でも超出世頭。元防衛大臣・環境大臣でした。
ですので基本的には小池さんのスタンスも、自民党と似ています。基本的には保守系です。
でも、時代が進むにつれて、日本も世界も確実に「保守」から「リベラル」に流れてきてるのです。
「リベラル」って、簡単に説明すると「個人の自由と平等を尊重する」ことです。
例えば男女の平等。世界中でみても、昔より今の方が男女平等になってきてますよね。これも世界中で「リベラル」な考えが当たり前になってきているからです。
ということで、希望の党も、基本的には自民党と同じ「保守路線」ではありますが、時代に合わないと思われる部分はどんどん「リベラル」な考え方を取り入れていこう!という感じが見られますね!
例えば、
- 国民の「知る権利」を尊重し、政府はもっと情報公開すべき!
- 貧困を無くす為の「ベーシックインカム」を導入すべき!
- 大企業が儲けたお金を、もっと他の人に還元すべき!
などが挙げられます。
ベーシックインカムとは、誰でも無条件で、働かなくとも一定の金額を貰えるようにする制度です。
ざっくり言うと「リッチな人たちからお金を徴収して、すべての人にベーシックインカムとして割り振ることで、格差を無くそう」という政策です。
公明党
公明党は、自民党と連立政権を組んでいる政党です。自民・公明はスーパー仲良しです。
なので、基本的には政策も自民党のものと非常に似ていますが、一応公明党は「保守でもリベラルでもない真ん中の政党」なので、自民党の政策を真ん中よりに寄せる役割を担っています!
増税もいいけど、軽減税率も!
例えば、2019年10月に予定されている「消費税を10%に増税」に関しても、消費税が増税になると、特に低所得者の生活が大変になります。
そこで、食料品などの生活必需品は消費税8%に据え置く「軽減税率」の導入を自民党に促したのは公明党です!
改憲もいいけど、加憲でよくない?
公明党も自民党と同じく「時代にあった憲法にするべき」という考えが強いですが、自民党の「憲法を変える、改憲を。」という姿勢に対し、公明党は「変えるのではなく、時代にあった条文を『加える』、加憲を。」という姿勢です。
「今まで日本を育ててきた日本国憲法を変えるのはちょっと・・・だから、必要な部分を付け加えるだけでよくない?」といった感じですね!
共産党
反自民!反安倍!
共産党は、一言で表すと「安倍総理のことが大嫌い」な政党です。
もちろん、安倍さんが所属する自民党のことも大っ嫌いです。
政策比較表を見たら、一目瞭然ですね!
共産党の政策は、見事なまでに自民党と逆ですよね。
政策的な特徴と言えば、スーパーリベラルです。経済よりも安保よりも、まず「国民の自由と平等」が一番です。
具体的な特徴としては、
- 大企業と富裕層から徹底的に税金を取り、格差を無くそう!
- 戦争につながる可能性がある安保法制は、すぐにでも廃止すべき!
- 森友・加計問題など、政府の情報隠しは一切許さない!
などがあります!
立憲民主党
立憲民主党は、民進党が分裂してできた政党です。
というのも、希望の党ができたとき、民進党は希望の党に合流する流れになりました。
しかし、希望の党は民進党議員に対して「希望の党に入りたいなら、民進党時代のこだわりは捨ててよねー」と言ったところ「なんでやねん!捨てれるか!」と反対した人たちが、希望の党に合流せず、この立憲民主党を作りました!
企業よりも、国民の暮らしが優先!
これは民進党から続く流れですが、自民党の「経済再生は企業から」という姿勢に対し、立憲民主党は「経済再生は国民から」という部分に重きを置いています。
言い換えるならば、自民党の「企業にもっとお金を使ってもらって、経済を活性化を!」に対して、立憲民主党は「国民にもっとお金を使ってもらって、経済活性化を!」という感じですね!
具体的な政策としては、
- 長時間労働を無くして、国民がお金を使える時間を増やそう!
- 最低賃金をあげよう!
- 正社員を増やして、国民の給料をあげよう!
などが目立ちます!
立憲主義の回復を!
政党の名前を見てもわかるように「立憲主義」にこだわりを見せています。
立憲主義というのは「法律も政府も国民も、すべては『憲法』の元にある」という考え方で、もちろん日本も立憲主義です。
しかし、立憲民主党は「自民党は『憲法』を無視している。政府が憲法解釈を変えるということは、政府が憲法よりも偉いってこと?」と、自民党を批判しています。
ですので「そんな自民党に憲法を改正させてたまるか!」ということで、自民党の憲法改正を全力で拒絶しまくってます。
日本維新の会
日本維新の会は、非常に我が道を突き進んでる政党です。
基本、今の政権を担っている自民党と公明党以外の政党は、自民・公明を批判する政策をゴリ推ししているのですが、維新は「批判よりも、独自の政策を推し進める」という姿勢が強く見られます!
徹底的に無駄を省く!そして大学をタダに!
維新の特徴としては「政府の無駄を徹底的に省く!」という点があります。
国会議員の数・給料などの国の運営にかかるお金を可能な限り削り、それを政策に回そうぜ!という感じですね!
そんでもって、浮いたお金で「大学までタダにしよう!」という政策を掲げています。
昨今、少子化問題対策として、教育にかかる費用を抑える政策はどの政党も力を入れていますが、大学の教育費までタダにしよう!と言っているのは、維新の会だけです。
大阪を副首都に!
日本維新の会の前身は、ご存知橋下弁護士が創った「おおさか維新の会」です。
そのため、大阪では非常に人気があり、政策を見ても「大阪を副首都に!」という大阪ゴリ推しの政策も見受けられます。
今の日本は、政治も経済も東京に集中しすぎているので、副首都を作ってリスク分散させよーぜ!というものですね!
社民党
社民党は、一時は自民党の永遠のライバルとされていた政党ですが、昨今は存在感が非常に薄くなりつつあります。
それもそのはず、政策が共産党とダダかぶりしているのですが、共産党ほどパンチがないので、共産党の影に隠れまくっちゃってます。
日本のこころ
日本のこころは、自民党よりも保守的要素が強い、スーパー保守政党です。
政策を見ても、
- 自衛隊を国防軍へ!
- 敵基地を攻撃できる武器を持とう!
- アメリカに押し付けれらた憲法ではなく、日本人による憲法をつくろう!
などと言った、比較的過激な政策が目立ちます。
ということで、ざっと各政党の概要を見てきました。
また、細かい部分は、各政党のウェブサイトより政策が見れますので、ぜひ一度見てみてください!
それではみなさま、良い選挙を!